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平成30年普及指導員資格試験審査課題 問30

問30


畜産に関する次の記述のうち、最も不適切なものを選びなさい。


ア 家畜の排泄物からは、メタンと一酸化二窒素が発生する。一酸化二窒素については、飼料のアミノ酸バランスを改善することで発生が抑制される。


イ エコフィードとは、食品製造副産物や余剰食品、調理残渣、農業残渣を利用して製造された家畜用飼料であり、平成23年からは認証エコフィードの給与等の一定の基準を満たした畜産物に対する、「エコフィード利用畜産物認証制度」が運用されている。


ウ 肉牛において、雄牛の遺伝的能力を評価する場合に、その雄牛の子牛を用いて能力検定を行い、その結果から父親である雄牛の遺伝的能力を推定する方法がとられる。これを後代検定または産肉能力検定間接法という。


エ デントコーンは多肥を嫌う作物であり、過剰な施肥は植物体に有機リン化合物が蓄積する原因となる。


オ 放牧地の生産力を、その放牧地で放牧できるウシの延べ頭数によって表したものを、牧様力という。通常、体重500 kg の成牛を1日飼育できる草量を1カウデイという。




正解 エ

解説

デントコーンは、飼料用のトウモロコシのことです。

トウモロコシはC4植物なので、高温条件下で高い光合成能力を発揮します。

水分の損失も少なく、窒素の利用率も高いので、多肥により増収する傾向があります。

よって、エの記述は誤りとなります。

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Author : 波留雨

神奈川県民川崎市民。
本業は農業関係。
(普及指導員資格所持)

趣味は弓道、野球観戦、資格取得、音楽(ドラム)、
ととっ散らかり気味。

最近は特にドラム練習と野球観戦に明け暮れる毎日。

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